社長就任のご挨拶

2019/05/01

平素より私ども株式会社みや美をお引き立ていただき、
誠にありがとうございます。
店休日ではございますが、令和元年となりました本日、五月一日より、
私、米田忠弘が、代表取締役社長に就任いたしましたこと、
ご報告させていただきます。
また、創業者であります前社長の米田正隆は、会長に就任いたします。
 
世界に誇ることのできる着物という日本文化を大切にし、
その伝統を『現代に通じる形で継承していく』ことに、
日々努力と改革を積み重ねてまいりました。
そしてこの度、新しい時代の幕開けとも言える新元号のスタートとともに、
重責を担うことになりましたこと、さらに身が引き締まり、
一層の熱意が沸き立つ思いであります。
 
新元号である『令和』は、皆様もご存知のとおり、
万葉集「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」からの出典です。
この和歌を詠んだのは、山上憶良と考えられているそうですが、
詳細は不明とも言われています。
実際はどうあれ、この歌を口ずさむと、
その美しい情景の中に着物姿の女性を思い描いてしまうのは
私だけではないと思うのですがいかがでしょうか。
 
現代においては特別な日にしか着ることがなくなってしまった着物ですが、
その特別な日に着るものであるということそれ自体が、
我々日本人の美しい心を表す、よすがであるということは紛れも無い事実であり、
この歌のように未来永劫受け継がれていくべきものであります。
 
昭和、平成と、着物文化を通じてこの長浜・湖北の発展に尽力してきた
前社長のひたむきな思いをしっかりと受け継ぎ、
これから始まる令和の時代も、
その意味のごとく、人々の美しい心を寄せ合い地域に根ざしながら、
新しい着物文化を育てていきたいと考えております。
 
熱意ばかりが先立つ若輩にて浅学非才の身ではございますが、
社業を通して地域の発展のため身を挺して精励していく所存でございますので、
今後とも変わらぬご指導ご協力を賜りますよう、
何卒よろしくお願いいたします。
まずは略儀ながら弊社WEBサイトよりご挨拶申し上げます。
 
令和元年 五月一日
株式会社 みや美
代表取締役社長 米田 忠弘