『はじめての振袖って、ちょっと心配』と思われる方も多いと思います。戸惑うのは当然です。普段の洋服のように動いたりすることができないのは一目瞭然。
振袖を着て、かわいい仕草をしたり、キレイなポーズを決めることは、以外と簡単にできてしまうものです。でも、日常的な動作のなかで振袖姿を美しく保つためにはちょっとしたコツが必要です。
化粧室に行くときはどうすればいいの?階段では?車に乗るときは?大切な日を一日中美しい着姿で過ごしていただけるように、できるだけ簡単にして下記に掲載しましたので覚えておいてください。このちょっとしたコツを知っているだけで、周りの方ととっても差がつきますよ。
写真はいいけど、ムービーはダメッ!なんてことにならないよう、しっかり覚えて、素敵なセレモニーにしてくださいね。
振袖姿を美しく保つためのコツや方法を覚えておきましょう。
着くずれのチェック…
1腰にたるみが出てきた
たるんだ部分をおはしょりの下の腰紐に差し入れ、シワを左右に広げて伸ばします。
2衿もとがくずれてきた
上前の衿は右手で持ち、帯の内側にしごき入れ、下前の衿は左手を身八つ口から入れて、軽くひっぱりながら整えます。
3おはしょりがたるむ
帯の下に手を入れて、左右にしごくようにしてシワを整え、たるんだ部分を脇におくります。
化粧室へ行くときは…
1袖を半分に折ります
袖が地に着かないように、片袖ずつ約半分を持ち上げます。コンパクトにするのが秘訣です。
2帯締めに挟むとラクです
半分に折った両袖を帯締めに挟んでおくと動きやすく狭い場所でも簡単にできます。
3キレイに整えましょう
トイレを済ませた後は、裾よけや長襦袢、振袖の順番に整え、身だしなみをチェック!
階段を降りるときは…
1両袖口を揃えて
体の前で揃えて重ねて持ちます。左手で袖口をつまみ上げるだけでもOKです。
2左手に掛けます
両袖を片腕に掛けて持ち、一方の手で上前の端を少し持ち上げます。
3足元を見ながら
つまづかないように、ゆっくりと降りましょう。降りた後は、キレイに整えます。
車に乗るときは…
1バッグをシートに置く
シートの奥にバッグを置いてから乗ります。同乗者の方に預かってもらうのも良いでしょう。
2車に手を添えながら
車に手を添えながら、足元にも気をつけて、体の前で両袖を合わせ揃えます。
3頭をぶつけないように
車の天井に頭をぶつけないよう注意をしながら、シートに浅く腰掛けましょう。
4両足を揃えて回転
両足を揃えて、帯がねじれないように、お尻を軸に体を回転させれば大丈夫。
草履を調節する…
1鼻緒をゆるめます
履く前に手を入れ、手の甲で持ち上げるようにして鼻緒をゆるめておきます。
2指に引っ掛ける感じで履く
両手で草履を持って横に広げ、足指の根元まで入れずに、指に引っ掛ける感じで履くと楽になります。
3足が痛くなったら
少しかかとを草履から出したり入れたりして、鼻緒の当たる場所を変えると少し楽になります。